SAP ERP アーカイブ基礎知識

なぜ、SAPはアーカイブをするのか

SAP ERP ベーシス基礎知識

なぜ、SAPはアーカイブをするのか

システムを運用すると利用年数に比例しデータ量も増加します。 SAP ERP R/3システムも同様のことがいえます。

利用年数に比例して増えたデータ量は、 ディスクスペースの枯渇を招くのみだけでなく、 処理遅延や処理のアベンド(TIME_OUT)の増加などのシステムへ悪影響を与えます。

また、メモリ負荷によるシステムハングアップなど、 SAP ERPシステムのパフォーマンスに対し、多大な悪影響を与えます。

さらに、データ移行時の停止時間の長時間化や ハードウェア(CPU/メモリ/ディスクの追加・増強)のコスト費用もかかります。

しかし、法律や業務上、データが増えたからといって、 その増加分のデータを完全に消去したりすることはできません。

そこで、SAP ERPシステムのパフォーマンス低下を回避するには、 古いデータは別媒体へ退避する必要があります。 短期間の削除の必要性と、長期間保存の必要性、 2つの相反する要求をバランスよく充足するために、 SAP ERPシステムにおいて、データアーカイブを実施する必要があります。

SAP トランザクションコード一覧
SAP トランザクションコード項目別一覧

データをアーカイブすると、データベースの容量が増え、SAP ERPシステムのパフォーマンスを向上させることができます。

次の記事  SAP ERP アーカイブ基礎知識 -なぜ、SAPはアーカイブをするのか-   SAP ERP アーカイブ基礎知識 -SAP アーカイブの特徴
前の記事  SAP ERP アーカイブ基礎知識 -なぜ、SAPはアーカイブをするのか-   SAP SAP ベーシス各種設定手順
ホームへ  SAP ERP アーカイブ基礎知識 -なぜ、SAPはアーカイブをするのか-   SAP ERP ベーシス入門 -R/3 BASISマスターへの道-