SAP ERP アーカイブ基礎知識

SAP データアーカイブの要点と注意点

SAP ERP ベーシス基礎知識

SAP データアーカイブの要点と注意点

SAP データアーカイブの要点と注意点としては、 以下の内容が挙げられます。

  1. 書込フェーズと削除フェーズのタイムラグを短くする。
    →SAP アーカイブ後にデータ変更を防止するため。
  2. SAP アーカイブ(データ削除)後は「索引再構成」の実施はパフォーマンスが改善される。
    →"ALTER INDEX REBUILD ..."
    ※このとき、統計情報再構築は不要です。
  3. ADD-ONテーブルはSAP標準のアーカイブ対象とはなりません。
    個別にアーカイブ(削除)方法/運用を検討する必要があります。
  4. SAP アーカイブファイルの運用方法(参照要件、保存期間など)についての検討する。
  5. SAP データアーカイブの参照要件や法定要件から保持期間を決める必要がある。
  6. 関連するオブジェクトやアドオンテーブルも対象にする必要がある。
    ※外部連携やアドオンへの影響調査の工数大につながります。

SAP トランザクションコード一覧
SAP トランザクションコード項目別一覧

データをアーカイブすると、データベースの容量が増え、SAP ERPシステムのパフォーマンスを向上させることができます。

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