SAP ERP BASISコンサルタントの役割
移送管理とは
SAP ERP BASISコンサルタントの役割
移送管理とは
移送とは、SAP ERPシステムの開発をする際、 本番環境での不具合を最小限にしながら、 安全に上位レイヤのシステム(開発機→品質保証機→本番機)へ ABAPプログラムなどを移(差分コピー)し、 システムのアップデートをする方法をSAP ERPの世界では「移送」といいます。
SAPでは開発機→品質保証機→本番機レイヤなど、 1つのデータベースに接続されているレイヤ(グループ)を SAP ERPの世界では「移送ドメイン」といいます。 移送ドメインにはドメイン内に接続されているシステム (開発機・品質保証機・本番機など)の情報を含まれており、 プログラムが移送ドメイン内のすべてのSAPシステムでのデータベース 接続確立に関する情報を含む移送プロファイルのやり取りを可能にします。
移送ドメイン内にあるプロファイルは SAP ERPの機能である「移送オー ガナイザ(TMS)」(トランザクションコード:se01)によって、 移送ドメインの設定・生成および管理が可能です。 なので、OS機能を使用して移送プロファイルを調整する必要はありません。 なお「移送管理システム」(トランザクション:stms)で確認ができます。
移送の反映タイミング、承認ルール、管理方法は開発している段階で決定することをお勧めします。