SAP ERP BASISコンサルタントの役割
権限セキュリティ管理とは
SAP ERP BASISコンサルタントの役割
権限セキュリティ管理とは
昨今のIT統制の観点から「権限セキュリティ管理」は非常に重要なタスクになっています。 SAP ERPには標準で権限管理機能が実装されています。 SAP ERPでの「権限セキュリティ管理」としては、 無数にある権限オブジェクトから必要なものを組み合わせ ユーザごとに最適な権限ロールを作成することで、 正しく業務が行える設定ができます。
BASISコンサルタントのタスクとしては、全ユーザが共通して使用する機能や、 システム管理者向けの機能を満たすロールを開発することになります。 BASISコンサルタントはこれ以外にOS、ミドルウェア、 周辺ツールといった各種アカウントについても同様にセキュリティルールを策定し、 それに見合う権限を設定する必要があります。
BASISコンサルタントとして実施する「権限セキュリティ管理」は、 特に特権ユーザ(スーパーユーザー)について、 パスワード変更や貸出についてのルールを決定することが重要です。 また、操作記録をログとして採取し、定期的に監査できる環境の整備も実施する必要があります。