SAP ERP BASISコンサルタントの役割

システム監視とは

SAP ERP BASISコンサルタントの役割

システム監視とは

SAP ERPシステムは複数階層のアプリケーションから構成されるアーキテクチャとなっています。 SAP ERPシステムは複数階層のアプリケーションを監視するため、 SAP社が提供する SAP CCMS(Computer Center Management System)アーキテクチャを利用することが有効です。

SAP CCMS(Computer Center Management System)は SAP ERPシステムの情報をリアルタイムで取得し、表示することができます。 また、SAP CCMSから情報を受けてアラートを発報するシステムとして、サードパーティーソフト(IBM社「Tivoli」など)を 導入することもあります。

主なERPシステム監視項目としては以下の内容があります。

  1. バックグラウンド処理:SAPのバックグラウンド処理のステータスを監視
  2. バッファー:バッファーの使用率、ヒット率、スワップレートを監視
  3. エンキュー:SAPエンキューサービスの監視
  4. OS:OSの各種情報を監視
  5. スプール:スプールの使用率を監視
  6. ダイアログ:SAPダイアログシステムの監視

また、SAP ERPシステムを監視するにあたり、 「監視運用タスク・障害時復旧パターンの整理、 監視要件の設計・実装、運用体制、障害検知時のエスカレーションルールの策定、 運用担当者への引継ぎ」などの 整備が必要です。

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