SAP ERP BASISコンサルタントの役割
システム監視とは
SAP ERP BASISコンサルタントの役割
システム監視とは
SAP ERPシステムは複数階層のアプリケーションから構成されるアーキテクチャとなっています。 SAP ERPシステムは複数階層のアプリケーションを監視するため、 SAP社が提供する SAP CCMS(Computer Center Management System)アーキテクチャを利用することが有効です。
SAP CCMS(Computer Center Management System)は SAP ERPシステムの情報をリアルタイムで取得し、表示することができます。 また、SAP CCMSから情報を受けてアラートを発報するシステムとして、サードパーティーソフト(IBM社「Tivoli」など)を 導入することもあります。
主なERPシステム監視項目としては以下の内容があります。
- バックグラウンド処理:SAPのバックグラウンド処理のステータスを監視
- バッファー:バッファーの使用率、ヒット率、スワップレートを監視
- エンキュー:SAPエンキューサービスの監視
- OS:OSの各種情報を監視
- スプール:スプールの使用率を監視
- ダイアログ:SAPダイアログシステムの監視
また、SAP ERPシステムを監視するにあたり、 「監視運用タスク・障害時復旧パターンの整理、 監視要件の設計・実装、運用体制、障害検知時のエスカレーションルールの策定、 運用担当者への引継ぎ」などの 整備が必要です。