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CO(伝票)をアーカイブする手順を紹介します。
CO伝票の明細をアーカイブするには、アーカイブオブジェクト:CO_ITEMを使用します。
特に制限はありません。
オブジェクトタイプ、管理領域、値タイプに対して設定された保管期間を超えていないこと。
CO_TOTAL、CO_CCMASTのアーカイブを行う場合は
[CO_ITEM]⇒[CO_TOTAL]⇒[CO_CCMAST]
伝票の保管期間はトランザクションコード:ARCU_CO1T1で設定します。
※トランザクションコード:ARCU_CO1T1設定項目一覧
設定項目 | 内容 |
---|---|
Typ | アーカイブ対象とするオブジェクトタイプ |
Sub対象タイプ | 対象タイプごとの詳細なカテゴリ補助対象タイプを指定。 (オブジェクトタイプが指図の場合に、指図タイプを指定。それ以外は無効) |
COAr | アーカイブ対象とする管理領域 |
値typeカテゴリ | アーカイブ対象とする値タイプカテゴリ |
アーカイブ禁止 | 選択した行の条件をアーカイブ対象外とするためのフラグ |
残余期間 | システム内に保管する最小期間 |
会計年度完了 | 会計年度全体をアーカイブする場合選択 |
※Typ「CTR」の設定例
設定項目 | 設定内容 |
---|---|
Typ | CTR |
Sub対象タイプ | − |
COAr | − |
値typeカテゴリ | − |
アーカイブ禁止 | − |
残余期間 | 6 |
会計年度完了 | − |
※Typ「ORD」の設定例
設定項目 | 設定内容 |
---|---|
Typ | ORD |
Sub対象タイプ | FERT |
COAr | − |
値typeカテゴリ | − |
アーカイブ禁止 | × |
残余期間 | − |
会計年度完了 | − |
※Typ「CTR」の設定例
設定項目 | 設定内容 |
---|---|
Typ | ORD |
Sub対象タイプ | − |
COAr | − |
値typeカテゴリ | − |
アーカイブ禁止 | − |
残余期間 | 6 |
会計年度完了 | × |
アーカイブ処理プログラムのバリアント設定で、アーカイブ対象範囲を設定することが可能です。
以下の項目でアーカイブ対象範囲を設定することが可能です。
設定項目 | 内容 |
---|---|
管理領域 | アーカイブ対象とするオブジェクトタイプ |
オブジェクトタイプ | アーカイブ対象とするオブジェクトタイプ |
サブ対象タイプ | アーカイブ対象とするサブ対象タイプ |
グループ/セット | アーカイブ対象とグループ、セット |
終了会計年度 | アーカイブ対象とする終了会計年度 |
終了会計期間 | アーカイブ対象とする終了会計期間 |
値タイプ | アーカイブ対象とする値タイプ |
アーカイブ実行時に以下のオプションを指定することが可能です。
設定項目 | 内容 |
---|---|
テストモード | テスト実行する場合、このオプションを選択 |
本稼動モード | アーカイブを実際に実行する場合、このオプションを選択 |
詳細ログ | 詳細ログを出力する場合、このオプションを選択 |
ログ出力 | ログの出力方法を選択 |
アーカイブセッションノート | アーカイブセッションを識別するための補足テキスト |
アーカイブオブジェクトCO_ITEMを実行することにより、以下のテーブルのデータがアーカイブされます。
設定項目 | 内容 |
---|---|
COBK | CO 対象:伝票ヘッダ |
COBK_INDEX | COBKでのORGVGのインデックス |
COEJ | CO 対象:明細(会計年度別) |
COEJL | CO 対象:活動タイプの明細(会計年度別) |
COEJR | CO 対象:統計キー数値の明細(会計年度別) |
COEJT | CO 対象:価格明細(会計年度別) |
COEP | CO 対象:明細(期間別) |
COEPB | CO 対象:明細差異/期間ベースの結果分析 |
COEPL | CO 対象:活動タイプ用明細(期間別) |
COEPR | CO 対象:統計キー数値の明細(期間別) |
COEPT | CO 対象:価格明細(期間別) |
EBII | CO/SD 伝票フロー:費用項目の請求済部分 |
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